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千葉県在住の30代。色々と体を動かさないとムズムズしてくる性分です。主に30歳から始めた登山についてつらつらと書いていきます。

●現在の日本百名山:完登!(2017.7.20 幌尻岳)

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5月 残雪期飯豊連峰(飯豊本山、大日岳)登山-川入より- (2016.5.13-14)
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飯豊本山にて。快晴!


前週の朝日連峰鳥海山に続く残雪期の東北遠征第三弾、飯豊山へと行ってきました。

飯豊山は新潟/福島/山形の三県にまたがる東北屈指の大山塊。
主峰の飯豊本山への道は長く、日本百名山の中でも登るのが大変な山と言われています。

当初は石転び沢という大雪渓を登るルートを登ろうと思っていたのですが、山形側の登山口への道路が7月まで通行止めということだったので、福島側から登ることにしました。
なかなか来られない山なので、今回は飯豊本山と併せて最高峰の大日岳まで歩く一泊コース。

さてさてどんな景色が見られるのか・・・(^_^)

ではいざ、残雪の飯豊連峰へ!

【登山ルート】※クリックで拡大
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川入からのピストン。飯豊本山→大日岳に登り御西小屋で一泊

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■登山ルート&時間
【1日目】
御沢登山口(4:40)→三国小屋(8:30-8:50)→切合小屋(10:25-10:40)→飯豊本山小屋(12:25-12:40)→飯豊本山(12:50-13:30)→御西小屋(14:30-14:50)→大日岳(16:20-16:35)→御西小屋(17:55)
【2日目】
御西小屋(5:50)→飯豊本山(6:50-7:05)→切合小屋(8:20-8:45)→三国小屋(9:45-10:05)→御沢登山口(12:30)
■所要時間:【1日目】13時間15分【2日目】6時間40分
■歩行時間:【1日目】11時間10分【2日目】5時間40分
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【初日】

前日に東京からバイクを飛ばし(遠かった!)御沢キャンプ場へ。
初日は長い道のりになるのでテントを張って早朝からのアタック!

御沢登山口から入山し、まずは稜線目指してひたすら急な尾根道を登り続けます!
(写真は全てピンぼけしているという痛恨のミスでありません

標高1,000mを越えた辺りからちらほら雪が出てきます

そしてようやく稜線上の横峰へ到着!
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そして早速ここで衝撃の出合いが・・・
10mくらい先の登山道でまさかのクマを発見

突然の遭遇であっけにとられる僕。四つんばいでこちらをじっと見るクマと見つめ合うこと約10秒、クマは茂みの中へと去って行きました。

以前乗鞍岳で遠目から見たことはあるんだけど、まさかこんな近くで遭遇するとは・・・
クマに注意!と思いつつもどこか他人事として考えたいたところがあったんですが、山と身近な存在だということを改めて認識しました。。。
これからは十分に注意せねば!

ちなみに立ち去ったクマの足跡↓
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そういえば登山道の木にもクマの爪跡がありました
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しばらくは「あら、クマに会っちゃったよ」という感じでぽけーっとしていましたが、後になってようやくものすごい緊張感が

・・・ふぅ、ふぅ。少し休んで気を落ち着けて登山再開!

横峰から三国岳を見ます。まずはあそこを目指して!
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南東方面には磐梯山
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ここまで登って来るのも急登続きでなかなかタフでしたが、目指す飯豊本山(右奥)はまだまだ遠い。。。
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三国岳へ続く稜線からは先日登った朝日連峰も見えるよ
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春を告げるカタクリが咲いています
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ここは剣ヶ峰!
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剣ヶ峰から先の登りは岩場の連続なので少し注意です!
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こんな感じの岩場がしばらく続きます。
それほど危険度は高くはないですが、滑落事故もちょくちょく起きているようなので下りや岩が濡れている時は慎重に。
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三国岳へ到着ー!山頂には小屋があります。
なかなか疲れてきたのでここでひと休憩
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ちなみに写真に黒い影が写っていますが、これはアブ。
稜線付近からものすごい数のアブがひたすら付きまとってきてものすごく鬱陶しかったです(>_<)
ちなみに手の甲を刺されて一週間程腫れました 虫対策は万全に・・・


三国岳からは写真最奥の飯豊本山目指してアップダウンの繰り返し!
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中央右の磐梯山に中央左の吾妻連峰。中央奥にはうーっすらと安達太良山が見えてるかな?
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蔵王連峰も見えるぞ!
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広角レンズで一枚 右奥の飯豊本山へ続く稜線。左手には冠雪した飯豊連峰最高峰、大日岳!
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大日岳。初日はあそこまで頑張ります!
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夏道と雪道が混ざり合ってとっても歩きにくい・・・
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こんな雪の壁のトラバースもあり。
靴を蹴り込んで足場を作りながら進みましたが、かなりの危険ポイントでした
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クラックも沢山あるよ
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本山は遥か遠く。。。
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途中の小ピーク、種蒔山山頂直下は猛烈な藪こぎでした(>_<)
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ものすごい藪なんで、道間違えてるだろ!と思いきや藪の中にテープが
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※どうやら雪の上をトラバースするのが正解だった模様。


なんとか藪を抜けて切合小屋に到着
ここでまたまたひと休憩
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白く輝く大日岳。
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切合小屋からアップダウンを越えて・・・本山への最後の登り!
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途中の草履塚。昔はここで草鞋を履き替えていたらしく、草鞋が積まれていたとか。
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姥権現。その昔、女人禁制の時代に登ろうとした女性が神の怒りに触れて石に変えられてしまったのだとか。。。神様怖い(´_ゝ`)
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鎖場もあるよ(危険ではない)
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苦しい登りを終えて・・・本山小屋へ到着ー!
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本山小屋から見る大日岳。
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本山小屋から飯豊本山は目と鼻の先。
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飯豊本山2,105m、登頂ー!
標高は大日岳より低いですが、ここが信仰の中心、飯豊連峰の主峰なのです。
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東北のアルプスとも形容される飯豊連峰。
大山塊だけあって山頂からの眺めも豪快です

北東へと続く飯豊連峰主稜線。いつか歩いてみたい道です。
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北へ伸びるダイグラ尾根。一直線に地上へと続きます。
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あまりに気持ちいい快晴の空&ここまでの疲労もあって、山頂でしばらくのお昼寝タイムzzz
誰一人いない静かな山頂を独り占めです(^^)v


続いては大日岳へと向かいます!
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主稜線がとっても美しい。。。
中央左の高いピークは烏帽子岳&北股岳。そこから地上へは憧れの大雪渓、石転び沢が続いているのだ!
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なだらかな道を歩く 夏にはお花畑が広がるそう
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白く輝く美しい山並み
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広大な雪の上をてくてくと。
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大日岳が近づいてきました。うねる稜線と青空にそびえるその姿がとても綺麗。
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本日の宿泊地、御西小屋へ到着ー!もうふらふら(>_<)
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少し休憩した後、宿泊道具を小屋に置いて軽荷で大日岳へと向かいます。
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基本ゆるやかな道なんですが、遠めに見て一箇所だけとーっても気になるところが・・・

山頂直下に雪の壁がある・・・よね?(^^;)
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不安に駆られながらもとりあえずはそこまで行ってみることに。
無理そうなら撤退ももちろん視野に入れつつ。。。

雪面の向こうに見えるピークは牛首山。
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だいぶ近づいてきましたが、、、やっぱりどうもあの雪壁を登ることになりそう
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今回はピッケルを持ってきてないので、ちょっと厳しいか?と思いましたが、少し取り付いてみると雪はかなり緩んでいてなんとか登れそう。
ということでクライムオン!

何度も蹴り込んで足場をしっかり作って一歩一歩確実に登る、を繰り返していきます。
傾斜は45度くらい、高度感もありかなりの緊張感でした。
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あと少し!
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てんとう虫さん。よくこんなところまで登ってきたもんだ(^^;)
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無事大日岳に到着ー(^^) 標高2,128mは飯豊連峰の最高峰!
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景色ももちろん素晴らしいです
御西岳~本山へと続く稜線。
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北へ伸びる連峰主稜線。
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左端の門内岳から右端の本山へと続く主稜線。
まだら模様の残雪がとても綺麗。
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南東方面を見ると、遠くに猪苗代湖が煌めきます。
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ひと休みした後は日没も近づいてきているので御西小屋へと戻ります。

山頂直下の雪壁は特に慎重に。
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傾斜はちょうど45度くらい。
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無事に下った後は緩やかな稜線を御西小屋へ(中央左の分岐点ね)。
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小屋へ着く頃には大日岳にガスがかかります。
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ふぅ、もうふらふらだけど無事に小屋へと帰還・・・!
ハシゴを登り2階の入口へ。
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室内はこんな感じでとても綺麗。1階も合わせると数十人は入れるかな。
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この日は宿泊道具を背負って11時間以上歩いたこともあり、足はだいぶがくがくに
というわけで早々に眠りに落ちるのでした・・・zzz


【2日目】

2日目は往路を辿って川入へと下山。
下山とは言っても稜線はアップダウンがかなりあるんで頑張るよー!

夕方から夜にかけてガスっていたんですが、朝にはすっかり晴れてくれました
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まずは中央奥の本山を目指します。
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お世話になった御西小屋とお別れ。
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(写真は省略して・・・)

本山に到着!この日も青空が広がるいい天気
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三国岳(中央右奥?)を目指して稜線を歩きます。
けっこうアップダウンがキツい(>_<)
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時折シリセードを駆使しつつ!
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これは・・・なんの花だろう?
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残雪がいや~な感じで付いている箇所もたくさん。。。
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ようやく三国岳まできました。
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そこから剣ヶ峰への岩の下りは慎重に。。。
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クマとの遭遇地点、横峰。この日は大丈夫でした・・・(^^;
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最後はひたすら尾根道をくだって登山口へ
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下山後は「いいでのゆ」で長旅の疲れをまったりと
そして東北地方最後の日本百名山、早池峰山へ向けて岩手へバイクを飛ばすのでした


そんなわけで残雪の飯豊山でした。
うん、下山してすぐの率直な感想は・・・めっちゃきつかった!!かな(^^;)

稜線へと上がるまでの辛い尾根道、そこからのアップダウンの続く長い稜線・・・
東北地方の山は日帰りで登れる比較的優しいところが多いという印象でしたが、飯豊は山深く一筋縄では行かない山でした。


でも、でもですね、、、

頑張った分とびっきりのご褒美がもらえるんです!
稜線、山頂から見る連峰の景色はとても美しくそして雄大で、他の山ではなかなか体感できない程に自然の素晴らしさを感じることができます。

どの登山口からでも基本1泊以上の長い道のりになりますが、その分山の良さを味わえる山だと思います。
すごくオススメの山ですので、ぜひぜひ登ってみてください

僕も次回は花の綺麗な時期に、石転び沢を登りにこようと思います(^^)


ちなみに装備ですが、この時期は最低でも6本爪のアイゼンは携行した方が良いかと。
大日岳に登るなら(特に雪の締まった早朝)、前爪付きアイゼン&ピッケルもあった方がよいかと思います。
今年は雪が少ないせいかもしれませんが、わかんやスノーシューは特に必要ありませんでした。


ではでは続いては5月の東北遠征のラスト、岩手の早池峰山に登りますー。
こちら



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飯豊山(冬) | 00:38:24 | トラックバック(0) | コメント(0)

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