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千葉県在住の30代。色々と体を動かさないとムズムズしてくる性分です。主に30歳から始めた登山についてつらつらと書いていきます。

●現在の日本百名山:完登!(2017.7.20 幌尻岳)

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4月 残雪期奥穂高岳登山 [涸沢岳西尾根] (2016.4.11-12)
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涸沢岳から見る奥穂高岳


1月の白峰三山、3月の南八ヶ岳縦走に続いてのチャレンジ登山!ということで北アルプスの奥穂高岳へ登ってきました。

奥穂高岳と言えば言わずと知れた北アルプスの最高峰。
夏は日本一のテント村、涸沢が人で溢れとても人気の山ですが※冬は一転して人を寄せ付けない静かな山になります。

※冬期は涸沢からのルートは雪崩が多発するので、西側の尾根から登るのが一般的です。

今冬シーズンはこの山 or 鹿島槍ヶ岳のどちらかを登りたいと計画していたのですが、知人から前日に焼岳に誘われたこともあり、せっかくなのでセットで奥穂高岳に決めました!

そんなわけで残雪期の北アルプスの頂点へー!


【登山ルート】※クリックで拡大
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冬期のメインルート、涸沢岳西尾根のピストン

==============================================================
■登山ルート&時間
【1日目】
穂高平小屋(7:45)→涸沢岳西尾根取り付き(8:30)→蒲田富士(12:50)→涸沢岳(16:45)→穂高岳山荘(17:15)
【2日目】
穂高岳山荘(8:15)→奥穂高岳(9:15-9:30)→穂高岳山荘(10:10-10:30)→蒲田富士(12:25)→涸沢岳西尾根取り付き(16:30)※→新穂高ロープウェイ(17:35)
※1.5時間の道迷い含む
■所要時間:【1日目】9時間30分【2日目】9時間20分
■歩行時間:【1日目】9時間30分【2日目】8時間45分
==============================================================

焼岳登山も無事に終わり、中ノ湯→新穂高ロープウェイに移動!
通行止めのチェーンの前で登山届けを提出します。
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この日はロープウェイから歩いて30分程の穂高平小屋に泊まります。
冬期でも開放されているので安心
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後ろには槍ヶ岳の稜線が見える!


【初日】

さて、この日は標高差約2,000mを登り穂高の稜線を目指します!

夜があけると雪景色になっていました
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ほぼ平坦な林道を進みます。
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奥穂高登山口に到着ー。ただしここは夏道なので冬は使えません!
というわけで先へ進む。
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登山口のすぐ先に渡渉地点があります。
と言っても水は流れてなかったです。
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さて、涸沢岳西尾根の取り付きポイントですが・・・

渡渉地点を過ぎてすぐ目の前の尾根を登ります。
特に看板等はありませんが渡渉後すぐの尾根と覚えておけば大丈夫

尾根に取り付いてから早速の急登が始まります。
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笹の藪漕ぎポイントも有り。雪が顔にかかって辛い・・・(-_-;)
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ひたすら急坂を登り続ける・・・
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右手には西穂高→奥穂高へ続く稜線が見え始めます
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一部痩せた道もあり。
雪もガチガチになってて注意でした!
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※ちなみに尾根上をひたすら進むので道に迷うことはないですよー。

2,400m地点には唯一と言っていい平坦な場所。テントを張るならここになるかと思います。
この日もテントの跡がありましたー。
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左手には南岳&中岳が見えてきます
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青空へ向かって雪の急斜面を登ると・・・
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蒲田富士 綺麗な三角の山容はたしかに富士!
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蒲田富士への登りはハイマツ&岩の急登
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雪に埋もれていますがロープもつけられています。
かなりの急登なので少し登っては一息ついての繰り返し
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蒲田富士へ登るとようやく目指す涸沢岳が見えてきます
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その右方向には奥穂高&ジャンダルム!
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さてさて、ここからのリッジ歩きが今回のルートの危険箇所の一つ。

左手の雪庇を踏まないように慎重に進みます。
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左右が切れ落ちたナイフリッジの上を通過!
細い足場もさることながら高度感もすごいので要注意です
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ナイフリッジを無事通過してF沢のコルへと一旦下ります。

そこから急峻なルンゼを登ります。(写真の右端へぐるっと回り込みます)
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かなり急角度の登りになるのでこちらも注意!慎重に・・・
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そこから岩場を登っていくと素敵な出会いが・・・!

冬毛のライチョウさんの登場ですーーー!!
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今期冬シーズンでは蝶ヶ岳、塩見岳白峰三山に続いて4回目の出会い
でも何度見てもモッフモフの姿はとっても可愛くて癒されます・・・(*´ω`*)

こちらはオス。
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丸まって座り込んでいるのがメス。
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メスが立ち上がった後にはまさかのフンが・・・(笑)
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可愛い・・・
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冬山のアイドルに癒されて疲れていた気持ちもすっかり回復

ここから続く岩場の急登を笑顔で登っていきます
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涸沢岳山頂直下は固い雪と岩のミックス。
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岩峰ジャンダルム・・・!
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左手には北穂高岳。
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ピークが近づいてきました!
テント装備が重くのしかかり体力的にもかなりキツくなってきています・・・
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雲の上に浮かぶのは西穂高岳。
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振り返り見下ろす蒲田富士。あの切れ落ちたリッジ上を進んできました。
うーん、写真で見ても切れ落ち具合がすごいです
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そして雲が晴れ、漆黒の槍がその姿を現します・・・!
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こちらは裏銀座の山々。中央には鷲羽&水晶岳。
夏はお馴染みの鷲が羽を広げたような模様は雪の下。
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空の上の稜線歩き
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ピークまであと少し!
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涸沢岳に到着ー!穂高に隠れて目立つピークではありませんが標高3,110mは堂々の日本第8位!
それにしてもここまで標高差約2,000mの登り。ものすごく疲れました・・・ハァハァ
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背後には笠ヶ岳。
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大キレットも間近に!
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安曇野の名峰、常念岳。端正な三角の山容が美しいです・・・
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そして目指す奥穂高岳!
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本日の宿泊地、穂高岳山荘へ向けての下り。
かなり急峻&雪はカチカチなので慎重に下ります。
疲労で足元が少しフラついてきていますが最後の頑張りどころ!
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穂高岳山荘、すっかり埋まってる!
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さてさて、かなり歩き疲れたのですぐにでも冬期小屋へと飛び込みたいところなんですが・・・

雪で建物が埋まっていてどこが入口なのかわかりません。。。
(調査不十分だった

ということで風が当たりにくいポイントを探してテントを設営します。


だがしかし・・・ここでまさかのハプニング。穂高の風は僕にテントで寝泊りすることを許してくれなかったのです。。。

と、遠まわしな言い方をしてみましたが、実は突風でテントが設営中に飛ばされてしまったのです
この日の稜線は強風が吹き荒れていて飛ばされないように注意していたつもりだったんですが、一瞬気を抜いた瞬間に突風に持っていかれました。
テントはそのまま宙を舞って涸沢へ吸い込まれいったのでした。。。


仕方なくこの日は奥の手のツェルト泊をすることに。
念のため持ってきていてホントに良かった・・・

ちなみにツェルト泊、実は初めてだったんですが意外と寒くなくて思いのほか快適でした!
まぁ風の音でほとんど寝られなかったんだけどね・・・(T_T)


【2日目】

この日は前日の強風から一転して穏やかで快晴と絶好の登山日和!
予定通り奥穂高岳山頂へアタックです


山荘から見上げる景色。取り付きから早速急峻な雪壁が待っています!
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岩と雪のミックスをよじ登っていきます。
朝ということもあり雪がカチカチ(というよりもはや氷・・・)で、急斜面と相まってかなり危険な登りになりました。。。
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下を見るとこの高度感。写真でもわかりますがところどころ氷になっています。
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部分部分で雪壁が氷壁になっていてピッケル、アイゼンが刺さらずにかなり緊張しました。
何度も前爪を蹴りこんでようやく少しひっかかるという動作を繰り返して少しずつ登って行きました。
くれぐれも注意です!(雪がカチカチに固まる朝は避けた方が良いかもしれません)


難所の雪壁を登りきるとそこからは雪稜歩き。
相変わらず雪はカチカチでしたが傾斜がそれほどでもないので大丈夫!
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山頂が見えてきましたー!
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北アルプス最高峰、奥穂高岳登頂ー!標高3,190mは堂々の日本第3位!
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夏は人で溢れるにぎやかな山頂も冬はとても静かで荘厳な雰囲気。
登頂の達成感と頂を独占している感覚でとても心地いい時間です。


景色ももちろん最高

眼前には穂高の衛兵、岩峰ジャンダルム。
夏は登頂しましたが、冬はとても今の自分のレベルでは無理かな・・・
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焼岳から乗鞍岳~御嶽山へと続く景色。
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純白の乗鞍岳と御嶽山。
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見下ろす上高地に霞沢岳。
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右手に見えるのは笠ヶ岳。
遠くには北陸の霊峰、白山
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前穂高岳へと続く吊り尾根。
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遠景に八ヶ岳連峰。
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南アルプスも一望
左端にはうっすらと富士山も見えました。
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そして北アルプスの盟主、槍ヶ岳!
一面白の世界で一際目立つ黒の穂先が印象的です。
右奥には後立山連峰もよく見えます。
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雲ノ平周辺の山々。左から黒部五郎岳に薬師岳、鷲羽岳に水晶岳と続きます。
この辺りはまだ足を踏み入れてないので今夏にはぜひ行ってみたいところ!
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最後は浅間山
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山頂で至福の時間を過ごした後は再び危険地帯へ。
下りはより慎重に、と気を引き締めます。

こんな感じ↓の下りです・・・
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カチカチの雪面を慎重にくだる。
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山荘へ向けて最後のひとくだり!
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雪に埋もれた涸沢。小屋も全く見えないくらいに埋まっています。
これからGWに向けて掘り起こし作業が始まるのかな。
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前穂高北尾根。
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常念岳~蝶ヶ岳。蝶ヶ岳から見る穂高は最高なんですよね・・・(*´ω`*)
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ちなみにこんな感じです12月の蝶ヶ岳より)
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穂高岳山荘で一息ついてから下山にかかります。
まずは涸沢岳へ登り返し(意外ときつい)、そこからは岩稜帯をひたすら下ります。

右手には冬期槍ヶ岳のメジャールートの中崎尾根(写真中央の尾根)
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そして下山路の注意ポイント、蒲田富士のリッジへ。
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と、その前にF沢のコルへ向けた下降。
かなりの傾斜なのでくれぐれも慎重に。。。
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蒲田富士のリッジの上を通過します。
かなりの高度感。
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雪庇にも要注意。
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緊張するリッジを越えて蒲田富士の台地へ。
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前日に預けておいたわかんちゃんを回収!
今回は出番はありませんでした。
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眼下の蒲田川を目指しての下降。
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蒲田富士直下の下りもかなりの傾斜なので要注意。
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そこを越えればようやく緊張感から開放されます。
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気持ちいい尾根道の下り。
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涸沢尾根の取り付き点までくだってきました。
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と、ここでまさかの道迷い。。。
どうやら尾根の取り付き点からさらに下ってきてしまったらしく蒲田川まできてしまいました。。。
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さらに地図を読み違えて逆方向に進む不始末・・・
槍平方面へと進んでしまい約1時間半のロス
槍平から下ってくる人に間違いを指摘してもらいなんとか正しい方向へ

奥穂高登山口付近の渡渉点までなんとか帰還
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林道を歩き無事新穂高ロープウェイへ!お疲れ様でしたー
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下山後は平湯温泉「ひらゆの森」でまったりと
焼岳→奥穂高岳と連続登山でかなり疲れていたので休憩所で仮眠して高速をバイクで帰京するのでした


そんなわけで奥穂高岳登山でしたー!

予想以上に危険箇所が多く、なかなか緊張感のある山行でした・・・!


テント装備を担いでの標高差約2,000mの登りということで体力的にもなかなかタフでしたが、やはりそれ以上に蒲田富士~F沢のコルのリッジやルンゼ、穂高岳山荘からの登りの雪壁の登攀の緊張感が印象に残りました。
雪の状態はあらかじめできるだけ調べておいた方が良いかなと思います。

体力面に関してはテントを2,400m地点に張ってそこをベースに軽荷で山頂を往復するプランも良いかと思います。


ということで今冬のチャレンジ登山もこれにて終了!(かな?)


続いては順番が大きく前後しますが、3月の青森へ。岩木山の記録になりますー!
こちら


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奥穂高岳(冬) | 12:31:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
 
 
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