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千葉県在住の30代。色々と体を動かさないとムズムズしてくる性分です。主に30歳から始めた登山についてつらつらと書いていきます。

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【南アルプス】鋸岳日帰り登山 (甲斐駒ヶ岳から縦走) (2016.6.27)
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鋸岳の最高地点、第一高点


前日の北岳に続く南アルプスの旅、二日目は前日の花巡りのんびり登山とは打って変わって対照的な岩稜を越えるハードコース、鋸岳へと行って参りました!

甲斐駒ヶ岳から北西に延びるこの山。穏やかな山が多い南アルプスでは特異なギザギザの稜線が目を引きます。

山頂への一般ルートはなく地図上の破線ルートを通るということで難易度も高めの山。

北沢峠を基点に甲斐駒ヶ岳からの縦走コースを日帰りで挑戦してきました!


標準コースタイムは約17時間・・・!
累積標高差も登り下りそれぞれ約2,500mということで体力的にもなかなかタフな道のり。
さらにバスの最終便に乗るために時間との戦いにもなりました。


ではいざスリル溢れる岩稜へ!


【登山ルート】※クリックで拡大
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北沢峠基点の周回コース。まず甲斐駒ヶ岳に登り、そこから鋸岳へ縦走。
戸台川へ下りそこから北沢峠へ登り返します。

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■登山ルート&時間(休憩含む)
長衛小屋(4:00)→甲斐駒ヶ岳(6:40-7:05)→六合石室(7:55)→第二高点(9:35)→第一高点(10:45-11:10)→戸台川出合(12:50)→長衛小屋(15:10)
■所要時間:11時間10分
■歩行時間:10時間20分
==============================================================

さてさて、まずは出発時間についてですが、下山後に北沢峠→広河原のバスに乗らなければいけないのでそこから逆算。
最終バスの出発時刻は15:30、コースタイム&自分の脚力と相談して夜明け前の4:00にテント場を出発します。
(ちなみに結局時間が本当にギリギリで最後は駆け足になったので後30分くらい早くすれば良かったな、と

まずは甲斐駒ヶ岳へと向かいます。
※北沢峠~甲斐駒ヶ岳の道は割愛。詳しくは過去記事(こちら)を見てね。

道中の双児山から見る甲斐駒ヶ岳~鋸岳の稜線。
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険しい山容が見て取れるぞ・・・
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駒津峰へ到着!
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鋸岳や後方には北アルプスも見える
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岩場を直登して山頂へ。
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まずは甲斐駒ヶ岳に登頂ー!
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さて、予定では一息ついてすぐ出発するつもりだったんですが、この日はものすごい快晴
景色があまりに素敵なのでついついのんびりしちゃいます

花崗岩の白い山容の向こうには雄大な景色。
実はこの景色はブログのトップ画像なんですよー
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鳳凰山に北岳・間ノ岳と続く南アルプスの稜線。
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鳳凰山の上に顔を出す富士山
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北岳・間ノ岳塩見岳荒川三山まで見える大展望
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北沢峠を挟んで向かいには仙丈ヶ岳がとっても近い。
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北東方面にも大展望が広がっています。
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奥には乗鞍岳~後立山連峰まで北アルプスが一望!
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八ヶ岳連峰もばっちりです。
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奥秩父の山々。
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こちらは中央アルプスに御嶽山。
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と、そんな感じで景色が良すぎたんで思いの外長居してしまいました

さて、と。鋸岳へ向かいます!
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は、はい。。。
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まずは六合石室のある鞍部まで標高差400m強を一気にくだります。
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こんな鎖場もあるよ。
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振り返る駒ヶ岳。
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樹林帯の中にぽっかり開けた赤河原まで下ってきました。ここまでは危険箇所はほとんどないです。
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振り返ると樹林帯の中にひっそりと六合石室が。気づかなかったぜ。
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ここからはひたすらのアップダウン!技術よりも体力勝負の道が続くかな。
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道中の三ツ頭分岐。ここから右は日向八丁尾根が日向山まで続いています。
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※なんでも日向八丁尾根を登りここから甲斐駒ヶ岳へ。そこから黒戸尾根を下るという周回コースも取れるのだとか。

アップダウンを繰り返して、最鞍部の中川乗越へ。
そこからはガレ場をひたすら登ります!
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ミヤマハンショウヅル発見!
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登り切るとそこは第二高点!信仰を物語る剣がお迎えしてくれます。
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振り返り見上げる甲斐駒ヶ岳。
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そして目の前には第一高点が迫ります!
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さて、第一高点は目の前・・・に見えるんですが、ここからが本ルートの核心部!
脆く険しい岩場が待ち構えています・・・!


目の前の岩稜は大きく切れ落ちていて(大ギャップと呼ばれます)進むことはできないので※、大きく左に巻いて進みます。
※正確にはわかりませんが、クライミングの装備と技術なしでは不可だと思われます
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一旦大きく下り、写真中央左のでっぱった岩を巻いていきます。


ちなみにルートを間違えてこんな岩場を下ろうとしましたが、下部はかなり険しい&岩がボロボロ崩れるわで命の危険を感じて引き返しました・・・
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正しいルートは第二高点から少し戻り気味に巻いて下っていく道のようでした。
しっかりルートができています。(くれぐれも第二高点から真っ直ぐ岩稜へ進まないようにね!)
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巻き道から見上げる大ギャップ。
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危うくあの近辺を降りようとしていました・・・死ぬ気か・・・
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巻き巻きしながらガレ場を登り返していきます。
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岩穴(鹿窓)が見えます。あそこを目指して行きますよ。
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岩場の登り。一見それほど危険そうではないんですが、岩がボロボロと崩れるので要注意です。くれぐれも慎重に!
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ちなみに三点支持で登っている時につかもうとした岩が崩れてヒヤッとしました。
さらにその余波でそれなりの大きさの石が複数頭に落ちてくるというね・・・ヘルメットしてて良かった

なんとか鹿窓まで登ってきました。
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鹿窓をくぐって少し登ると山頂は目の前!
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最後の難関、小ギャップ。一旦下ってからの登り返し。
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こんな感じの鎖場です。それほど難易度は高くない感じでした。
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そしてようやく第一高点に到着ー!2,685mは鋸岳の最高地点!
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第二高点から先は緊張の連続でしたが、ここでようやくホッと一息
景色もなかなか(^^)

仙丈ヶ岳に北岳・間ノ岳。
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振り返る稜線。うん、噂に違わぬスリル感だったぜ・・・
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小ギャップ。ここはそれ程でもなかったかな。
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さて、ようやく目的に到着!ということでひたすらのんび~りとしていたかったんですが、北沢峠発の最終バスの時間がかなり際どい・・・
ということで渋々下山にかかります。

眼下に見える河原を目指して標高差1,300mを一気にくだります。
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山頂直下にはクロユリが咲いていました
前日の北岳で見当たらなくて残念がっていたんですがここでまさかのご対面!
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ハクサンイチゲもたくさん
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角兵衛沢ノコルからはガラ場を一気の下り!浮いた岩が多いので慎重に・・・
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まぁ急いで降りてたら浮き石に引っかかって転倒→腕に裂傷を負ったんだけどね・・・(T_T)


道中で3人パーティと出会いました。このルートで第一高点往復とのこと。
安全に登頂を目指すならこのルートのピストンが一番良さそう。
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途中からは樹林帯をひたすら下る。
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ギンリョウソウ
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無事河原まで下ってきましたー!このケルンが目印。
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さてさて、無事に下山して本日の山行は終了!

と行きたいところですが、ここからがまたちょっとキツいんです・・・
ここの標高は約1,400m。ここから2,000mの北沢峠まで登り返さないといけません(>_<)

しばらくは沢沿いを緩やかに登り返します。
何度か渡渉もあるんですが、濡れずに渡るのは難しそうでした。
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僕も一度岩跳びに失敗して足がびしょ濡れになったぞ!(涙)

丹沢山荘跡。ここまで来れば後は登り坂の一本道!
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案内板があるのでこれに従って山荘跡の脇から登り始めます。
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早朝から歩き始めてだいぶふらふらですが、バスの時間が迫っているので最後の力を振り絞ってひたすら登ります

応援メッセージもあるぞ!ガンバル!(笑)
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森の中をひたすら登る・・・!
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ようやく太平山荘まで到着ー。ここまでくればあと少し!
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そして無事に北沢峠に到着!最後は脚がふらつきながらもなんとかゴール
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その後は長衛小屋に戻り急いでテントを片付けて15:30の最終バスへ!

じ、実は5分程遅れてしまったんですが、あらかじめぎりぎりになるとバス停のおじちゃんに話をしていたところなんと待っててくれました
感謝感謝です・・・(内心ひやひやでした


そんなわけで北岳・甲斐駒ヶ岳&鋸岳と続いた南アルプス2dayもなんとか無事終わりを告げるのでした!

危険度もさることながら、ロングコースで体力的にもなかなかハードでした。
特に下山はバスの時間を気にしながらでペースを落とせなかったのでキツかったぜ(>_<)

甲斐駒ヶ岳~鋸岳の縦走路ですが、第二高点まではそれほど危険度は高くない(どちらかと言うと体力勝負)と感じましたが、第二高点~第一高点間はかなりの険しさ&岩がかなり脆く、危険度十分でした。
三点支持はもちろんのこと、岩が崩れることも想定しながら慎重に進まないといけないかと思われます!

あ、落石がめっちゃ多いんで、ヘルメットは必携ですよ!



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鋸岳・甲斐駒ヶ岳 | 17:07:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
 
 
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