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千葉県在住の30代。色々と体を動かさないとムズムズしてくる性分です。主に30歳から始めた登山についてつらつらと書いていきます。

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12月 冬期 爺ヶ岳東尾根 [ラッセル敗退!] (2016.12.11-12)
DSC01619.jpg
爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。P2直下より。


今回は初の冬期後立山連峰(残雪期は経験有り)!爺ヶ岳東尾根から爺ヶ岳を目指しました。

爺ヶ岳の東尾根は積雪期の爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳で多く使われるルート。
比較的なだらかなで危険箇所も少ないことから年末年始や残雪期によく登られているそう。

他にもいくつか尾根はありますが、新雪期の後立山連峰は初めての挑戦になるので危険の少ない本ルートを選びました。


うん、結果は深雪のラッセルに歯が立たず敗退!12月ならまだ雪はなんとかなるかなと思っていましたが、全くそんなことはなくP2直下で急斜面を登れず撤退しました。
ということで今回は苦労話のような日記になります(^^;)

【追記】翌4月に爺ヶ岳→鹿島槍ヶ岳に無事登頂!(こちら

ではいざ、冬の爺ヶ岳へ!

【登山ルート】
20161211_route.jpg
初日は鹿島山荘脇から登り始めP3で幕営(ビバーク)。2日目はP2直下で撤退。

==============================================================
■登山ルート&時間
【1日目】
鹿島山荘(8:00)→東尾根取り付き[1,450m](9:20)→ジャンクションピーク(12:15-12:45)→P3(15:30)
【2日目】
P3(7:10)→2,150m地点[撤退](9:30)→P3(10:30-11:40)→ジャンクションピーク(13:15)→鹿島山荘(15:50)
■所要時間:【1日目】7時間30分【2日目】8時間40分
■歩行時間:【1日目】7時間00分【2日目】7時間30分
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【初日】[鹿島山荘~P3]

登山口の鹿島山荘に到着。
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道路沿いのスペースに駐車して出発!
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山荘の裏手にはおばばの碑と爺ヶ岳東尾根の看板があります。
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まずは早速の急登!落ち葉と薄い雪でとても滑るので早速アイゼンを装着。
狭い間隔で木にテープがくくられているのでそれに従って登っていきます。
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1,250mで支尾根に登ってからは進路を左に変えて緩くなった傾斜を200m程登るよー。
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1,450mくらいで東尾根と合流。ここからは進路を右に取りひたすら尾根上を歩きます。
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この辺りから雪が深くなってきてツボ足だとキツくなってきたのでわかんを装着!
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さて、尾根道ですが・・・傾斜は緩いもののとにかく木が茂っていてとっても歩きにくい!
加えて膝上まで沈むのでかなり難儀しました(^^;)

こんな感じの道がひたすら続きます。
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ちなみに枝に引っ掛かってとんでもないものを落としてしまうことに・・・(後述)

雪はこのくらい。新雪なので重くはないですが常に膝~太股まで沈む感じ。。。
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ようやくジャンクションピーク1,978mまで上がってきました。
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眼前のピークが本日の幕営地のP3峰。
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ここからがまた大変!相変わらず木が茂っていて歩きづらい上にさらに雪も深くなりまったく進みません。。。
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P3直下より。中央のピークがジャンクションピーク。
標高差は200m程ですが2時間半かかりました。。。
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P3には広いスペースがいくつかあるのでここで幕営しようと整地してテントを張ろうとしたところ・・・あれ、テントがない(^^;)

どうやらザックに外付けしていたところ木の枝に引っ掛かって落とした模様。
ジャンクションピークではまだあったのでそこからP3の間でやられたみたい。

やってしまいました・・・反省点は多々ありますが、それは後にしてビバークすることに。


さらさらの新雪で横穴を掘るのは難しそうなので、縦に雪を掘ってスノーフライを被って一夜を過ごしました。
残雪期の奥穂高でのビバーク経験のおかげで焦らずに対応できたのが唯一の救い。。。

寝床はこんな感じ。けっこうぐっすり寝られました。
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【2日目】[P3~P2直下~鹿島山荘]

2日目は爺ヶ岳を目指します。計画では時間がかかることも考慮して、山頂往復後P3でさらに一泊して下山の予定でしたが、夜から天気が若干荒れ模様とのことでテントなしでは危険と思いこの日に下山することを前提とした行動に変更します。(結局P2付近で敗退・・・)

夜明け前の爺ヶ岳。この日は高気圧に覆われて絶好のアタック日和。
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モルゲンロートの鹿島槍ヶ岳。
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爺ヶ岳中央峰と北峰。とても美しい・・・
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わかんを装着してまずは手前に見えるP2峰2,198mを目指します。
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前日と違い木が邪魔になることはなくなりましたが雪がとっても深い!
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振り返り。浅くて膝までちょっと深いと平気で腰まで沈むくらいの雪でした。
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緩い斜面を登る。動物の足跡を辿って。
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青空に新雪!と景色は素敵なんだけど気持ちはそれどころじゃない(^^;)
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奥に見えるのがP2。綺麗な雪面は踏むと腰くらいまで落ちます・・・
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なんとかP2直下まで来ました・・・が、ここからは急斜面。
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視界はこんな感じ(上ではなく正面を向いて撮影)。足を上げた分だけ沈むので常に顔の前に斜面が来るという(^^;)
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一歩下がって撮影。ひたすら雪を掻き分けてようやく一歩進むという感じ。
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そんな斜面を大体30分くらい粘ってみましたが、ほとんど高度を稼げずタイムリミットも近づいて来たのでここでギブアップ。
森林限界まで上がれば雪は少なくなってくることを期待していましたがそこまでたどり着くことすらできませんでした(^o^;)

中央の小ピークがP3。あそこから150m高度を上げるのに2時間半かかっちゃいました。。。
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撤退ということでのんびり景色を楽しむことにします。

南には白沢天狗尾根。P1で爺ヶ岳東尾根と合流します。
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爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。
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爺ヶ岳中央峰と北峰。うーん、登ってみたかったけど・・・残念。
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鹿島槍ヶ岳。純白のその姿を稜線から眺めてみたかった!
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とは言えここからも展望は抜群。東には北信越や上信の山々が一望。
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右から浅間山四阿山。北には上信国境の山脈。左奥には平らな苗場山も見えました。
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眼下には大町市街地。遠くには八ヶ岳や南アルプスに富士山もしっかりと。
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P3に戻り荷物をまとめて景色を見ながらのんびりコーヒータイム。下山の途につきます。

まずは写真中央のジャンクションピークへ。
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相変わらず歩きづらい・・・
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ジャンクションピーク手前でテント発見!反省点はいっぱいですがとりあえず見つかって良かった・・・
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ピークの手前の広場。ここも幕営できそうですがちょっと風を受けそうかな。
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前日はガスっていてわかりませんでしたがここも絶好の展望台。爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳が一望。
ちなみに写真では切れてますが五竜岳も見えました。
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北信越の山々。戸隠に高妻、妙高火打に焼山、雨飾と有名なピークが一望。
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そこからは尾根上をひたすら歩く!前日に頑張ったおかげで沈むことはほとんどありませんでしたが木の枝にはとっても苦戦。
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鹿島山荘へと帰還ー。お疲れ様でした。
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下山後は一息ついてすぐ近くの大町温泉郷へ。のんびりと疲れを癒して帰京の途につくのでした。

というわけで爺ヶ岳敗退日記でした!

初めての冬期の後立山連峰でしたが、うん、とてもじゃないけど一人で太刀打ちできないレベルでした(^^;)
ひたすらのラッセルと木の枝に悩まされ続けて、何度"ちくしょー!!"と叫んだことか!肉体面でも精神面でも良い(?)修行になりました。。。


この時期に登頂を目指すのであれば、人が入ると思われる年末年始にトレースに淡い期待をするか人数をかけてラッセルを頑張るかのどちらかかな、と感じました。

ちなみにP2までは危険箇所は全くと言っていいほどありません。
他の方の記録によるとP2~P1間に細いリッジがあるそうですがそこまで到達できず。


よし、悔しいので今度は邪魔な木が埋まって雪も締まっているであろう3月か4月に再挑戦しよう!


では次回は南八ヶ岳の権現岳へ登ってきます。冬型の気圧配置で稜線上は暴風!なかなかタフな登山になりました(^^;)
(近日更新予定)



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爺ヶ岳(冬) | 20:38:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
 
 
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